我はマルクス
今週のお題「2019年の抱負」
外へ出ると凍てついた冷気が容赦なく我を包んだ。
すでに感覚がなくなりつつある手で鞄の中のキーを探す。
「ガチャンン、キッキッ」
施錠よしと。
年末、すさまじい冷気に突然我の国は襲われた。
我の住む地では昔に比べもう雪はそう降らなくなったが
降る時はそれなりに降るので油断ならない。
我も幼きころは時間など忘れ、雪で遊んだものよ。
え、今はって?
嫌、しもやけ痒いし。
車を走らせながら流れる景色に目をやると
いつもなら消えている民家の明りがついている。
そう、今日は1月1日。
我の国では己の故郷に戻り、親やその近縁の者と集まる風習がある。
「帰省」というものだ。
この家の者はみなテレビを見ながら親族で談笑だろうか。
我はその輪には入れず、今年も元日から職に邁進した。
や、もう元日くらい休みでよくね?
なんて思っているのは同士らもみな同じだろうが、言ったところで上の者らの気が変わるとは思えぬな。
我の職以外だと、インフラ・運送・医療・介護の職の者たちも「帰省」なんて満足にさせてもらえないのだろう。
彼らにも敬意を表したい。
そして今帰省を満喫しているお主。そうお主よ。
どうか出先で見かける働く者たちには優しくしてあげてほしい。
口には出さなくてよい、心の中でそっと労ってやってくれ。
それにしても寒いな。
マジで我の部屋暖房あんま効かないんだけど。
隙間だらけで冷気と常換気状態なんだけど。
誰か我を温めにきておくれ(できれば女子で)
お早う皆の者。我マルクスと申す。
我、幼少のころより文を綴るのは好きだったゆえ、過去にも携帯日記をやっておったがいつの間にか疎遠になっておってな。
年も変わったので新たに立ち上げてみたのだ。
お主らは「徒然草」を知っておるか。
「徒然なるままに」というフレーズが有名だが、この意は「とくに何もすることがなく、すべきことがなく、ぼーっと」という意だ。
我も夢中でなにかに没頭する日もあれば、YouTubeで音楽を流しながら壁を眺めている日もある。
我、非常に気分屋ゆえ、思いつきで行動する性分でな。
ここでも無理に分野を絞らず我らしく思いつきで文を綴っていきたく思う。
昨今、「価値観の多様化」どうこうで意見が荒れているのをよく見かける。
「多様化ってのは~~~」
「いや違う、それは~~~」
自分と違う思考を持つ者を受け入れるのをやめてしまった時点で、その者は多様化についていけぬのではなかろうか。
価値観の多様化を「どう定義するか」。
それさえもお主の自由ぞ。
この我もかつてはあちら側だった。
でも
なんでも否定から入るのではなく、まずは聞いてみよう、やってみよう。
それが2019年の我の目標ぞ。
あとは、気兼ねなくともに肩を並べていられる友も作りたいな。
(女子なら尚良い)
日付が変わってしまったな。
そなたももう寝るのだぞ。
そなた達とともに。